今年の10月30日に金融庁の管理の下、空売り規制が実施される
ことになりました。これにより下落相場で利益をあげるための一つ
の手段である空売りに一定の制限が設けられることになりました。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、今回空売り規制が実施
されることになった理由は金融不安が拡大したことによって、連日
のように乱高下を繰り返す株式市場の安定化を図るためです。
しかし、逆に投資家の心理不安を拡大することになったのではない
かと思います。米国でも同様の規制がすでに実施されていますが、
日米ともに連日のように乱高下を繰り返しています。
ちなみに、今回の日本市場での空売り規制の中身は、直前の市場
価格以下で空売りすることが禁止されたのと、売りつける際に空売
りであることを明示しなければならなくなった2点です。
そして、制限がかけられる期間は3月31日までです。市場の状況
次第では期間をさらに延長することになるかもしれません。しかし、
これにより空売りが一切出来なくなったというわけではありません。
規制によって面倒なのは避けられませんが、空売りは今後も有効
な一つの投資手段であることには変りありません。
今現在、株式市場は大きな値幅をつけて乱高下するレンジ相場に
なっているので、空売りとリバウンド狙いを併用させることによって、
大きな利益を短期間であげることが可能です。
そのために、これまで以上に感情をコントロールする必要がありま
すので、しっかりとした売買ルールをたてるべきです。
損切りラインや利確ラインはこれまでよりも、幅を狭めて設定し、
早め早めに動けるようにすると良いでしょう。
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