日経平均は何とかかろうじて9000円台を保っていますが、TOPIXとかなり乖離しています
ので、再び9000円台を割るようなことになる可能性が高いです。
米国株式市場がリーマンショック以前の水準に戻し、アップルやグーグルのような世界的
に知名度が高い企業が好決算を発表しています。
しかし、中堅企業や中小企業は苦戦しています。米国内でも社会不安が広がっているため
消費がどうしても落ち込んでいるのが現状です。
これまで大胆な金融緩和を推し進めてきたことで株式市場に資金が流入しているため、
超ドル安であるにもかかわらず株高が維持されています。
当然のことながらいつまでもこのような状態が維持できるはずも無く、株式市場への資金
流入が途絶えたところでバブルは崩壊することになります。
日本市場も似たような状態にあります。規模は小さいですが量的緩和を実施していますし、
日銀みずから日本株のETFとREITを買い上げています。
ですので、一見すると株式市場全体が安定しているように見えるかもしれません。しかし、
所詮は砂上の楼閣でしかないわけですから長期的に上昇傾向は続きません。
こういった状況では現物取引だけで利益をあげようとするのは厳しいです。信用取引で売り
と買いの両方で取引できる状態を整える必要があります。
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