ある銘柄の出来高が急増し株価が乱高下した場合におきまして、加熱状態を
クールダウンさせるために、いくつかの段階をふまえて様々な規制が執行さ
れることがございます。
まず、個別の信用取引残高を日々公表する銘柄(日々公表銘柄)に指定し、
通常は週1回の公表を日々公表に変更します。
これにより買い残や売り残の増減が日々の発表に変更され、売り方や買い方
の建て玉推移やその増減が日々掌握することができるようになります。
こうなると特定筋の仕掛け的な売買がやりにくくなり、結果的に加熱した相場
をクローズさせる抑止力としての役割をもった規制がございます。
そして次に、日々公表に指定されてもなお、信用取引残高が増加したり、貸株
調達に依然支障をきたしている場合(高い逆日歩が継続してつきます)、取引
所や証券金融会社は該当する銘柄に取引規制を行う場合がございます。
主な規制は以下の通りとなります。
●委託保証金率の引き上げ
●代用証券の株式担保掛け率の引き下げ
●貸借取引の申し込みの制限措置
●貸借取引の停止措置などです。
※投資は必ず自己責任の範囲内でお願いいたします。
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