株を買う前に当然のことながら銘柄を選んばなければなりません。株で儲けるには、安いところで
株を購入し、株価が買ったときよりも上がったところで株を売るのが基本とされていますよ。
ネット証券を利用すれば約定代金を取引と同時に決済できます。しかし、証券会社の窓口や、電話
で株を注文しながら売買する場合は、4営業日以内に約定代金を納める形となります。
これを現物取引といい、現物取引の対局が信用取引です。
信用取引は、まず保証金を証券会社に担保として収めなければなりません。
この保証金として収めた金額によって信用取引できる範囲が決まります。具体的には、株を買う
場合は証券会社からお金を借り、反対に株を得る場合は株を借りる形となります。
また、信用取引で株を買うことを信用買といいます。信用買いで株を取引した場合は、約定代金は
あくまでも証券会社から借りる形となります。そして、期限を迎えたら決済します。
このときに株を売った時の売却代金から、証券会社から借りていた約定代金分のお金と各手数料
などを差し引いた金額が利益となります。一方、信用売りは、この反対の取引です。
信用売りは、株を証券会社から借りて売ることです。つまり、実際には持っていない株でも売ること
が出来ます。本来株を売って利益がでれば売却益が得られます。
しかし、信用売りでは、売った時点で株を売った代金を得ることはできません。
あくまでも、証券会社が預かっている状態であるため、利益を出すには買った時よりも株価が下がり、
その状態で売った株を買い戻すことによって、差額が全て利益となります。
一例を示して信用売りで利益を出す過程について解説させて頂きます。例えば300円の株を1000株
信用売りし、株価が200円になった時に買い戻した場合は、以下のとおりになります。
(300円×1000株=30万円)-(200円×1000株=20万円)=10万円
※手数料などは省きます。
信用売りは株価が下がることで利益がでます。信用取引は買いだけでなく、売りからも取引できる
ので、相場が長期的に下落基調にあっても利益をあげることが可能です。
お金で騙される人、騙されない人
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